【新型コロナウイルス関連】当診療所長のスタンスについて
掲載日:2020.05.18
こんにちは!緑町診療所の広報担当ウサギ看護師です。
今日は新型コロナについて当診療所長のスタンスについてお伝えします。
新型コロナって言うけど旧型ってあるの?と皆さん考えられるかも知れません。元々コロナウイルス属は鼻風邪、のど風邪、咳の風邪、お腹の風邪など「一般の風邪」とされる20数種類のウイルス感染症の中の20%程度を占める割とよくあるウイルスの仲間です。
じゃあ、なんでこんなに皆怖がるの?
それはウイルスが大きなバージョンアップを起こしたからです。人類にはそれに対抗できる免疫セット(自然免疫やワクチンなど)がありませんでした。
例えていうとスマートフォン(スマホ)
何年かぶりに機種交換(バージョンアップ)すると今まで使えていたアプリが動かなくなったりしますよね。それはスマホの新しい本体ソフト(OSと言います)にアプリが対応できずに動かなくなってしまうのです。
それと同じでウイルスの最新のバージョンアップに人間のアプリ(免疫)が働けないから動かない、と考えて下さい。
そうした免疫がないと大流行し一定の割合で重症者や犠牲者が出ます。重症する確率はわずかでも、母数の患者さんが増えると重症も増えて地域の病院の入院能力を超えてしまう、これが「医療崩壊」。裾野の患者数を減らし医療崩壊を防ぐために「非常事態の自粛」をしています。
いつになったら通常の生活になるの?
気になりますよね。新型コロナは60才未満なら8割が「無症状かタダの風邪」症状です。今年は人類に免疫がありませんが、年ごとに人類が免疫を獲得したりワクチンが開発されたりしてだんだん大流行も起こりにくくなり、数年後には一般的な「ちょっとひどい風邪」という範疇に入っていくと思われます。だから、第一回目である「今年が一番大変」。
しかし今後もコロナ・インフルエンザも含めてウイルスによる大流行が起きる可能性もあり、「アフターコロナ」にはいわゆる「清潔の区引き」を意識した今までとは違った生活習慣になると思われます。
緑町診療所のスタンスは?
国際感染症や災害医療の経験もある院長が
「患者-患者感染を起こさない、院内感染を起こさせない」を第一に感染対策コントロールをしています。
- 職員教育
感染症対策レクチャーを繰り返し行っています。 - 感染対策の区域分け(ゾーニング)
発熱患者さんも診察しますが、可能な限り院外テントでの診察として、院内のその他の患者さんと明確に分けています。 - オンライン診療/ITの活用
インターネットからの予約、問診、電話/LINE、支払いもLINE ペイまで来院しなくても診療可能なシステムを備えています。
ホームページから簡単に行なえますので、軽症発熱の方や、コロナ感染で他院の定期通院をためらわれる方などに御利用頂いています。
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