開院3周年記念「新しいかかりつけ医をめざして」
掲載日:2023.04.01
はじめに
当院は、4月1日で開院3周年を迎え、多くの患者様に支えられたことを感謝しています。この節目を記念して、新しいかかりつけ医を目指す当院の考え方を紹介するコラム「新しいかかりつけ医をめざして」をお届けします。
コラム「新しいかかりつけ医をめざして」
私たち医療法人ミライエの緑町診療所は、2020年に開院し多くの患者さんに支えられ3周年を迎えました。3年間で25,000人(うち発熱外来14000人)もの患者さんに受診していただきました。地域のみなさまに感謝申し上げます。
振り返れば当初からコロナ禍に見舞われました。この3年、これまでかかりつけ医とされてきた多くの医療機関で、発熱患者さんを受け入れられない事態が起きました。私たちは開院当初から「わが町のかかりつけ医」の役割を果たすことを目指し、千歳市内民間初の発熱外来の開設や無料PCR検査の実施など、地域の方々に安心を届ける医療を提供してきました。
一般診療でも、日常の風邪から高血圧、糖尿病、心疾患、甲状腺疾患、ケガなどに幅広く対応してきました。スムーズな診療のため医療コンシェルジュ(医療クラーク)を導入し、医師が患者さん一人ひとりに丁寧に診察できる環境、スマホからの問診予約による待ち時間短縮など、多くの患者さんに満足してもらえるよう工夫してまいりました。
この3年の経験から、改めてかかりつけ医という責任と大切さを痛感しています。
かかりつけ医とはなにか。
厚生労働省や医師会の定義では、地域の人たちが身近に感じ、健康に関する悩みや不安を相談できる信頼できる医療機関として定期的に通うことができる医師とされています。
医療技術の進歩は速く、コロナ禍を機にオンライン診療が導入されるなど、かかりつけ医も時代に合わせて変わっていかなければなりません。医師の働き方改革を受けて、国もかかりつけ医の再定義に向かっています。
わたしたち医療法人ミライエの考えるかかりつけ医は「今日の安心を与えられること」。
我々はこれから「新しい時代のかかりつけ医」を目指します。
- 特定の臓器だけでなく全身を丁寧に診察し、総合診療を行います。
- 病気だけでなく社会背景まで含めた丁寧なカルテを作成し提供します。
- 必要に応じて専門医と連携してより高度な医療を提供します。
- オンライン診療など届ける医療を推進していきます。
- 災害時にも診療の継続ができる体制に力を入れていきます。
- 健康相談や予防医療、病気の前段階(未病)に力を入れていきます。
- 地域のイベントや健康講座などに積極的に参加し、地域と信頼関係を深めます。
私たちはこれからも地域の方々が安心して通えるかかりつけ医として、みなさまとご家族の健康と笑顔のために全力を尽くします。今後も、地域に貢献することを誓います。