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緑町診療所は災害対策診療所①

掲載日:2020.06.27

皆さん、こんにちは。
今日は緑町診療所の「災害対策」についてお伝えします。

千歳市の皆さんには今の緑町診療所の建物が何であったかご存知ですか?
こちらです↓

今は向かいに移転した元ツルハドラッグの建物です。
駐車場兼車庫として使われていました〜笑!

そして現在の姿は、ハイこちらです!

まさに劇的ビフォアアフター、何ということでしょう!!!!

醜いアヒルの子がピッカピカの診療所に生まれ変わりました。
そして屋根に乗っているのは、、、、、太陽光パネル!
何と77kW 一般住宅10世帯分の発電能力があります。
そして院内に20kWの工場用、社用車で日産リーフ(24kW)を蓄電池として装備しています。

これらの装備により、停電しても太陽が出ていれば丸2日間は照明を着けて通常通りの診療ができます。

なぜこのような設備を備えたか。理由は皆さんの記憶にも新しい
「2018年9月6日 北海道胆振東部地震による全道停電」

この時には北海道全域が停電となり、自家発電設備がある病院以外の医療介護施設は「ほぼ全て」電源を失い非常な困難に陥りました。一般のクリニックには注射用インスリンなど冷蔵庫で常時冷却が必要な薬剤などもありました。在宅診療を行っている患者さんの家では人工呼吸器など常時電源が必要なところもありました。また、患者さんの携帯電話の電池切れで連絡がつかなかったりもしました。
電気が無いだけで、患者さんの命に関わる事態がたくさん出現しました。

院長先生は、過去にも学生時代から神戸大地震、北海道東部群発地震、東日本大震災などの医療支援に携わった経験があり、「このままではいけない。開業するなら地域の住民の拠り所になる災害に強い診療所にしよう。」と思ったそうです。

そして現在の場所に開業を決めた時に太陽光発電設備を導入しました。停電時にはもりた薬局さん、訪問看護ステーションつばささんにも電気を融通する仕組みになっています。

普段の診療で住民の皆さんを見守っていくだけでなく、住民を守る灯台のような緑町診療所(めでるちとせ)です。
詳しくは当院のホームページをご覧になってくださいね。

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